あま市の空き家手入れの基本と管理ポイント

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2025年10月23日

あま市の空き家手入れの基本と管理ポイント

空き家を所有している場合、そのまま長期間放置することによって、建物自体の劣化が進むだけではなく、建築基準法や消防法などの法制度から外れてしまう可能性が出てきます。

例えば、老朽化した屋根や雨樋の破損が原因で雨水が浸入し、木造構造の腐食が進むことで、やがて倒壊のリスクが高まります。

また、景観が損なわれることで近隣住民とのトラブルに発展したり、いわゆる「管理不全空家等」として自治体から指導・勧告を受ける事例も増えています。

このような背景から、空き家所有者にとって「適切に管理を実践する」ことは、将来的なリスク回避にもつながる重大な責務と言えます。

管理すべき主要項目

●定期的な通風・換気・清掃:人が住んでいない住宅は、湿気・カビ・腐朽・害虫発生の温床になります。

最低でも月に一度は風を通し、部屋内を乾燥させ、新聞・郵便物の堆積やゴミの放置がないかを確認しましょう。

●建物外観・屋根・雨樋・外壁などの点検・修繕:屋根瓦のずれ、雨樋の破損、外壁のひび割れなどは放置すると内部構造の腐食やシロアリ被害につながります。

漏水により基礎が傷むと修繕費用が大きく膨らむため、定期的な目視と必要に応じた補修が求められます。

●草木の剪定・敷地清掃など景観維持:敷地内の樹木が道路に張り出していたり、雑草が伸び放題だったりする空き家は、近隣に対して心理的圧迫感や安全上の懸念を与えることがあります。

景観悪化は「近隣トラブル」の大きな原因になるため、樹木の伐採・剪定・敷地清掃を定期的に実施することが望ましいです。
 

●水道・ガス・電気の停止または維持管理(凍結や腐食を防ぐ):長期間人が住まない住宅では、水道管の凍結・破裂やガス設備の腐食・電気系統の劣化が起こりやすいです。

停止している設備でも定期的な点検・作動確認を行い、必要に応じて設備維持費をかけることで、結果的に解体・改修費用を抑えることにつながります。

管理を怠った場合のリスク

法令に基づく 行政指導・勧告の対象 となる:令和5年改正の法令では「管理不全空家等」という新しい区分が設けられ、管理が不十分な空き家も対象に含まれるようになりました。

●固定資産税軽減措置(住宅用地特例)の解除:勧告を受けた空き家等では、敷地に適用されていた軽減税率が解除され、税負担が一気に重くなる事例があります。 

●解体費用・損害賠償リスクの増加:建物の崩落・飛散物による近隣住宅への被害、不法侵入・放火・害虫被害など、所有者に賠償責任が及ぶ可能性があります 。

●売却・賃貸・活用が困難となる資産価値低下:長期間の経過により建物の劣化・法令対応不能な状態になった場合、活用可能な資産としての魅力を失い、最悪の場合、所有コストだけが残る“負担資産”となり得ます。 

管理実践に向けたチェック体制の提案

空き家を適切に管理するためには、以下のような体制構築が効果的です。


●月次チェックリストの作成・運用:通風・清掃・郵便物の整理・屋根・雨樋・外壁などの目視点検を定期的に実施し、記録を残す。 

●遠方所有のケース対応:管理が難しい場合は、地域の管理サービスを活用し、自主管理のリスクを軽減しましょう 。

●早期活用・売却・解体判断の検討:管理コスト・将来コストの試算を行い、「活用不能・維持困難」と判断した場合は、早めの売却または解体+更地化による土地活用も選択肢として検討すべきです。 

以上の内容を踏まると、空き家の所有者が取り組むべき管理とは、単に“放置しない”という姿勢だけでなく、継続的に建物・敷地・設備の状態を観察し、必要に応じて修繕・整理・活用判断を行う「能動的な管理」が求められます。

適切な手入れと体制を整えることで、将来にわたって安心・安全にその資産を保つことが可能です。 
 
  

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